コラム

意外に知らない?固定電話番号を取得する5つの方法

固定電話の取得方法

固定電話番号を取得するには5つの方法があります。方法によって取得できる電話番号の種類に違いがあるほか、発信できるで電話番号が制限されるケースもあるため、自社の目的にあった方法で選ぶことが大切です。この記事では、固定電話番号を取得する具体的な方法について解説しています。また、スマートフォンで固定電話番号を取得できるおすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

固定電話番号を取得する5つの方法

固定電話番号を取得するには大きく分けて以下の5つの方法があります。

・加入電話
・直収電話
・光電話
・IP電話アプリ(転送電話サービス)
・クラウドPBX

ここではそれぞれの方法の概要について解説します。固定電話番号の取得を検討している方はぜひ参考にしてください。

加入電話

加入電話とは、NTT東日本とNTT西日本が提供している固定電話のことです。契約時に設置負担金を支払うことで電話加入権を購入する点が特徴です。

日本の通信事業最大手のNTTのサービスということもあって電話回線の安定性や信頼性は非常に高いといえます。実際に加入電話の場合、停電時でも通話ができるなど安定した状況で通話ができる点が大きな強みです。電話番号の種別に関係なくどの電話番号にも発信できる点も大きな特徴だといえるでしょう。

ただし、電話加入権の取得に伴う費用負担が発生するため、導入コストが高くなる点には注意してください。

直収電話

直収電話は、NTT東日本・NTT西日本以外の事業者が提供する固定電話のことです。直収電話では、NTT東日本・西日本が使用していない回線を他の事業者が借りる形でサービスを提供しています。

加入電話とは違って契約時に電話加入権を購入する必要がないため、導入コストを抑えられる点が特徴です。ただし、サービスを提供する事業者によっては特定の電話番号に発信できない可能性があるため注意が必要です。

光電話

光電話もIP技術を用いた通信回線を利用したサービスですが、光回線を利用している点が特徴です。また、一般的な固定電話番号と同じように市外局番から始まる固定電話番号を取得できるため、取引先にも共有しやすいでしょう。

それまで使用していた固定電話番号の引き継ぎができるため、サービスの乗り換えも可能です。それでありながら通話料金は比較的安価に設定されているため、市外局番から始まる固定電話番号を使いつつコストを抑えたい人にはぴったりです。

ただし、光回線を使用するサービスであるため、光電話の導入にあたっては光回線の契約が必須となります。

IP電話アプリ(転送電話サービス)

IP電話アプリは、スマートフォンにアプリをインストールして電話番号を取得する方法です。アプリをインストールしたらアカウントを作成し、電話番号を取得します。

IP電話アプリのメリットは、アプリを経由して電話番号を取得することで、プライベートの携帯電話番号と分けて使用できる点です。そのため、1台のスマートフォンでプライベートのやり取りも仕事のやり取りもできるようになります。

ただし、「IP電話」という名称の通りインターネット回線を介したサービスであるため、通信状況によっては通話品質が落ちる可能性があります。

クラウドPBX

クラウドPBXとは、クラウド上に設置されたPBXと呼ばれるサービスを経由して通話を行うサービスのことです。クラウドPBXにパソコンやスマートフォン、タブレット端末を接続することで会社の固定電話番号から発信したり、会社宛にかかってきた電話を転送したり、内線を共有することができます。そのため、外出中でも電話を逃してしまう心配がないほか、リモートワーク環境の構築などにも役立つでしょう。また、サービスを提供するベンダーによっては導入時に電話番号を取得できます。電話対応業務の効率化を目指している企業にぴったりの方法です。

ただし、ベンダーによって、提供している市外局番がことなるほか、番号ポータビリティに対応していないケースもあるため注意が必要です。

おすすめの固定電話番号の取得方法

電話番号を取得するにはさまざまな方法がありますが、特におすすめしたいのがIP電話アプリ(転送電話サービス)で、スマートフォンを使って固定電話番号を取得する方法です。ここではなぜスマートフォンを使うのがおすすめなのか紹介します。また、おすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

スマートフォンで固定電話を取得するメリット

スマートフォンで固定電話番号を取得するメリットとしては以下のような点が挙げられます。

・場所を問わず電話ができる
・プライベートと仕事で電話番号の使い分けが可能
・リモートワークに対応しやすくなる

スマートフォンで固定電話番号を取得することで、どこにいても電話ができるようになります。従来は、固定電話機がある場所に行かなければ通話ができませんでしたが、スマートフォンの場合、持ち歩きができ、 どこでも通話ができるため、外出先からクライアントに電話することが可能です。そのため、外出中で電話に出られずビジネスチャンスを逃す心配もありません。

これだけ読むと「それなら普通のスマートフォンで十分なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、スマートフォンの電話番号をそのまま使用していると、プライベートと仕事の境がなくなってしまいます。そのため、休みの日にもプライベートの電話番号にクライアントから電話がかかってくることにもなりかねません。スマートフォンを2台持ってプライベートと仕事を分けることもできますが、2台持ちは管理の手間が増えてしまいます。また、2台持つことで紛失のリスクも高まるでしょう。これらの点を考慮すると1つのスマートフォンで2つの電話番号を使い分ける方が効率的だといえます。

さらに、スマートフォンで固定電話番号を取得できれば、リモートワークにも対応しやすくなります。たとえば、会社の代表番号をスマートフォンで使用できるようにすれば、自宅からでも会社の電話番号で発信できるため、仕事にも対応しやすくなるでしょう。

固定電話番号を取得できるおすすめのサービス

固定電話番号を取得できるサービスは各事業者から展開されていますが、ここではおすすめのサービスとして「じむでん」を紹介します。03電話などの市外局番がスマホで使えるIP電話サービス「じむでん®」じむでん」は、スマートフォンで03や045などの市外局番が使えるサービスです。スマートフォンにアプリをインストールして設定するだけで利用できるため、導入の手間はかかりません。レンタルオフィスを使用していて、固定電話を設置できない人にもおすすめです。

さらに企業にとって、固定電話番号を取得していることは社会的信用にもつながるため、会社を立ち上げたばかりの人にとっては非常に役立つでしょう。また、スマートフォンで固定電話番号を使用できるため、顧客からの電話を逃す心配もありません。

1番号あたりの基本料金は月額1,100円/月(税込)となっており、通話料金は8.8円〜/3分(税込)です。こちらは光電話と同じ通話料金であるため、比較的安価です。電話番号を取得しようとしている方は、ぜひ、「じむでん」の導入を検討してみてください。

まとめ

今回は固定電話番号を取得する方法について解説しました。固定電話番号の取得には、加入電話や直収電話、IP電話、光電話などさまざまな方法があります。方法によって通話品質やコストが異なるため、自社の状況を踏まえたうえで選択することが大切です。

また、スマートフォンで固定電話番号を取得する方法もあります。持ち歩きができるスマートフォンで固定電話番号を利用できれば電話の機会を逃す心配がありません。また、リモートワークなどにも対応しやすくなるため、より柔軟な働き方が可能となるでしょう。